- 投稿 2019/05/07更新 2022/02/04
- 本のレビュー
カレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」を読みました。箱を使った片付け術や心のガラクタを捨てる方法など効果が期待できそうで、やる気にさせてくれる本でした。そこで、早速カレン・キングストン流の片付けを実践した感想を書いていきます。
カレン・キングストンの片付けではガラクタを箱に分ける
カレンは、部屋を綺麗にするためにガラクタを処分する4つの箱を用意しましょうと提案します。
*彼女の言うガラクタとは、使わないもの、好きではないもの、整理されていないもの、狭いスペースに押しこまれたもの、修理が必要なものです。
その箱とは…
*ゴミ箱行きの箱
*修理用の箱
*リサイクル用の箱
*移動用の箱
出典:ガラクタ捨てれば自分が見える
ゴミ箱行きの箱は、文字通り捨ててしまってもかまわない物を入れて、修理用の箱には、修理をして使う物を入れます。
そして、リサイクル用の箱には、リサイクルに出したり、売ったり、人にあげる物を、移動用の箱には、他の部屋に移動させる物を入れます。
そこで、早速カレン流片づけを自分の部屋でやってみました。
でも、修理する物と移動させる物は見当たりませんでした。部屋によっては、4つも箱を用意する必要はないかもしれませんね。
ただ、片付け初心者には第5の箱が必要になるかもしれません。
*ジレンマ箱
どう処分するか、まだ決められないもの。
出典:ガラクタ捨てれば自分が見える
これは、まさに必要な箱です。
判断に迷う物って必ずありますから。迷うと今まで捨てる判断を保留にしてきました。それが、断捨離が進まない理由でもあるのですが。
ジレンマ箱に入れた物は、今度いつチェックするか決めておくのがルールだそうです。
私がジレンマ箱に入れたのは、
- ・心理学の通信講座の教材
・仕事で使っていた本など
心理学の教材は、7年前に購入し、1年間添削指導を受けていました。勉強したことに後悔はありませんが、今はほとんど見返すことがない物。
仕事で使っていた本は、メルカリで売ることも考えましたが、会社で使っていたので、自分の名前が書いてあり、出品を控えていました。これも使っていないので、捨ててもいい物なんです。
でも、なぜかすっきり捨てる決心がつかないのです。人から見れば、早く捨てればいいのにと思うような物がなかなか捨てられない。
ジレンマ箱に入れた物は、1カ月後に最終判断することにしました。感想としては、期限を決めるやり方はなかなか捨てられない人に向いている方法だと思います。
心のガラクタをきれいにするには?
家の中にガラクタがあるように、心の中にもガラクタがたまっています。できることなら心も軽やかにいきたいですよね。
心配するのをやめる
私は心配性なので、今までありとあらゆることを心配してきました。そのうちの8割か9割は現実に起こることはありませんでしたが。取り越し苦労が多かったのです。
心配することをやめるためにまず、あなたが心の中で考えることは、その対象にエネルギーを与えることであると理解してください。ですからあなたが心配をすればするほど、その心配が現実のものになるのです!
出典:ガラクタ捨てれば自分が見える
心配すればするほど、現実になると考えると、心配するのをやめたくなりませんか?(実際、現実になるかどうかは別として)
私は嫌いな人のことを考えてしまう悪い癖があったのですが、カレンの本を読んでからはできるだけ考えないようにしています。それは、「あの人にエネルギーなんて与えたくないわ」と思ったからです(笑)
そして、こうなったらどうしようではなく、こうなったらいいなと思うことを考えるようにしています。その方が気分良くいられる時間が長くなりますから。
批判したり、決めつけたりしない
人を批判したくなる時ってありますよね。何であんなこと言うんだろうとか何でこんなことをするんだろうとか。そんな時、思い出したい言葉を見つけました。
大切なことは、人間は膨大な宇宙で起きていることのほんの一部分しか理解出来ていないことを認識することです。ですから私たちは、何人に対しても決めつけるべきではないのです。
出典:ガラクタ捨てれば自分が見える
家族や友達など親しい人に対しても、自分の体験したこと、考えていること全てを話しているわけではありませんよね。逆に、親しい人のことも部分的にしか知らないのではないでしょうか。
明らかに悪意をもった行為は別として、人には口にしたくない事情もあるでしょうし、価値観も違います。だから、人の言動を悪く解釈しすぎると歪んだ見方になる可能性もあるのです。
誰かの言動にイラッとしたら、決めつけをしていないか軌道修正をしていこうと思います。
この本のサブタイトルは風水整理術入門なのですが、全体的に風水を押し出しているわけではなく、風水に興味がない人でも読みやすい文章になっています。
カレン・キングストンの片付け術を読むと、すぐにでも片付けに取りかかりたくなるスイッチが入り、断捨離もはかどるし、心のモヤモヤも軽くなってきたようです。