愚痴が多い人の特徴や対処法〜人付き合いでストレスをためないために

愚痴が多い人と話すとドッと疲れませんか?たまにならいいのですが、ひんぱんに聞き役をしていると自分までもネガティブな気持ちになってしまいます。今日は、愚痴が多い人特徴対処法についてお話します。

 

共感できる愚痴とできない愚痴

私は全ての愚痴が悪いとは思いません。理不尽なことをされたり、不幸な出来事が続けば、愚痴の一つも言いたくなるのが人間ですから。

 

例えば、病気と闘っている人、介護をしている人などは、自分も経験があるだけに共感することができます。状況が困難な時だけ愚痴が多くなるタイプならば、一時的なものなので、お付き合いもそれほど苦痛ではありません。

 

でも、共感できない愚痴もあります。

 

それは、恵まれた環境にいるのに不平不満が多い人、できない言い訳ばかりして行動しない人です。こういったタイプは、どんな環境にいても愚痴を言い続けるでしょう。できるだけお付き合いはしたくない人たちです。

 

愚痴が多い人の特徴は?

共感できない愚痴を言う人には、似たような特徴があります。本人は、イライラ解消をするために愚痴るのでしょうが、聞いている方にもネガティブな気持ちが移ってしまいます。

 

視野が狭い

自分の考え方や価値観だけが正しいと思っているので、他人の価値観を認められない。

 

ネガティブ思考

足りないものばかりにフォーカスして、文句を言っている。人の言動を悪く解釈する傾向がある。

 

改善しようと行動しない

不平不満を言っているだけで、状況を改善しようと行動に移さない。いつ会っても同じような愚痴を繰り返す。

 

感謝の気持ちがない

人に何かしてもらっても、感謝の気持ちがあまりない。愚痴を聞いてくれる人への配慮に欠けている。

 

愚痴を言いたくなる気持ちも分かりますが、聞いてくれる人への配慮が必要ではないでしょうか?相手がうんざりするほど長々と愚痴るのは考え物です。

 

愚痴が多い人への対処法

以前の私は、人に合わせすぎる性格でした。だから、友達の愚痴も聞いてあげなきゃと思いこんでいました。

 

仕事の愚痴が多い友達と会う前には「今日もまた聞かされるのか・・・」と暗い気分になったものです。その人は、職場の人の悪口もよく言っていました。

 

でも、ある日思ったのです。

「友達には優しいけど、自分には優しくしてないわ」

 

そう気づいてからは、無理をしてぐちを聞くのをやめました。

すると、重い荷物をおろしたかのように心がスッと軽くなったのです。

 

私の取っている対処法をご紹介します。

 

しばらく聞いてから話をそらす

愚痴が多い人が何よりも求めているのが、共感です。

自分の正当性を証明したくて、相手の共感を求めます。

 

でも、共感し過ぎると愚痴がヒートアップするので、肯定も否定もせずに淡々とやり過ごします。

 

そして、ある程度聞いたら「そう言えば」と相手の興味を引く楽しい話題へと話をそらします。また愚痴にもどるかもしれませんが、愚痴を聞く時間は減少します。

 

気付きを与える

愚痴っぽい人は、自分の持っているものを見ようとせずに、持っていないものばかりにフォーカスしています。

 

そこで、さりげなく恵まれている点を指摘すると、気付きを与えることもできます。

 

ここで気をつけるのは、頭ごなしに言わないこと。「説教をされた」と思われてしまいます。

 

例えば、「電車の駅までバスに乗らなくてはいけないから不便」と繰り返し愚痴る人には、「うちは、バスの本数が少ないの。あなたの家の近くは、バスの本数が多くてうらやましいわ」と言った具合に。

 

できるだけ2人では会わない

1対1になると愚痴も出やすいので、できるだけ3人以上で会うようにします。

人数が多くなれば、愚痴も言いにくくなりますし、話題も次々変わるので、延々と愚痴を聞かされることもなくなります。

 

しんどいと正直に言う

もう限界だと思ったら、無理することはありません。距離を置いた方がいいでしょう。

 

「私も色々あって大変だから、話を聞くのはしんどいんだ。ごめんね」と正直に言ってみます。これで怒って離れていくようなら、それだけのご縁だったということです。

 

そんなことは言えないと思われるでしょうか?

 

では、「もし逆の立場だったら、この人は私と同じように話を聞いてくれるだろうか?」と自分に問いかけてみてください。答えがノーなら、取る行動はおのずと決まってくるのではないでしょうか。

 

50代は、更年期や親の介護などただでさえ悩みが多い世代です。シンプルで自分らしく生きるためには、できるだけ疲れる人付き合いを避け、快適に過ごせるような工夫が必要かと思います。