今回は、FP2級の試験体験記です。50代の私が受験の申し込みをし、受験会場の様子から試験本番、そして合格証書をもらうまでを記事にしてみました。前回の記事の続編となります。
FP2級の受験会場の様子
試験を受けたのは、2020年9月。
受験会場は、貸し会議室専門ビルの一室でした。100人ぐらいは入れる大きな会議室。
マスクをしていたので、年齢が分かりにくかったけど、20代、30代の若い人が多い印象でした。白髪まじりの人もちょくちょく見かけたので、50代も少数ながらいました。
3級を受験した時と同じく、欠席者も目立ちます。5人に1人ぐらいは、空席。
当日、急用ができたとか申し込んだけど勉強が思うようにできなかったとか事情があるのでしょうが、受験料が8700円するので、どうしてももったいないなぁと感じてしまいます。
長い机に、間隔を置いて、2人ずつ座ります。隣は、若い女性。
一方、通路を挟んで隣の男性は同年代のようで、ホッとする〜
午前と午後の試験前に、コロナのチェックシートを記入しました。
「熱がありますか?」といった簡単な質問に答えるものでした。
試験のスケジュール
10:00 ~12:00 学科試験 120分
13:30 ~15:00 実技試験 90分
学科は、4拓のマークシート方式で、実技は、記述式。計算問題が多いです。
試験開始時刻の20分ぐらい前から入室でき、試験開始から1時間後に退出することができます。試験終了時間の10分前になると試験終了までは退出できません。
FP2級の学科試験
午前中は、学科試験。
最初は、見慣れた問題だったので、割と落ち着いて進んでいけました。
ですが、途中でテキストにも出てこなかった問題と遭遇。
「こんなの分からんわ~」と少し焦りましたが、後回しにして先に進みます。
*写真はイメージ画像で、実際の試験会場ではありません。
開始時間から1時間を過ぎると、隣の女性が筆記用具を片付け、席を立ちました。
私は、試験問題の7割ほどといたところ。
「この人、スゴイ!もうできたの?」
他にも退出する人達がガサガサと荷物をまとめて、席を立つ音がします。このへんから妙に焦ってきてしまい、舞い上がってしまいました。
4拓の問題を読んでも、どれが正解か分からなくなってしまいました。いつもならできる問題なのに、できない。どうして?
だから余計焦る!焦る!
途中退出が始まってから、試験会場の雰囲気にすっかり飲まれてしまったのでした。
いや〜試験って怖いですね。
しばらくして、落ち着きを取り戻したのですが、家に帰って答え合わせをしてみたら、「なんでここで間違えるの?」というレベルの問題を3間違えてました(;_;
結局、学科試験は試験終了30分前に会場を退出。
私は坐骨神経痛で、長時間座ると座骨のあたりが痛くなるので、できるだけ座っている時間を減らしたかったんです。午後も試験は続くしね。
試験会場の近くでランチ
ランチは、会場近くのカフェでとりました。あらかじめネットで下調べをして、3つ候補を出しておきました。
第一候補のイタリアンのお店に行くとなんと行列が!
「こりゃだめだ」
行列に並んでいては、午後の試験に間に合いません。
そして、第二候補のカフェに行くと、空席が目立ってたので、入ることに。ランチがくるまで、テキストを見ながら実技試験に備えます。
お味は、可もなく不可もなく。
「絶対さっきのお店の方が美味しいはず。でも、今日は遊びに来たのではないから」と自分を戒めて、会場に戻ります。
FP2級の実技試験
午後の実技試験は、計算問題が多いので、計算機の音がカシャカシャ会場に響き渡ります。実技は、過去問に出てくる問題が多かったので、そんなに悩まずに答えを出すことができました。
そして、試験開始1時間後に隣の女性はまた立ち上がり、颯爽と去って行きます。
「この人、優秀だわ。かっこいい~」と思いながらも今度はマイペースで続けます。
おかげで午後は舞い上がることなく落ち着いてできました。試験終了時間までゆっくり見直しに時間をかけたのでした。
しかし、こんどは坐骨神経痛でお尻の痛みが限界に近付いてきました。
行きの電車で40分、午前の試験で2時間近く座り、ランチで30分、午後に2時間近く座って、もう早く立ち上がりたい!
そんな私に過酷な現実が。
試験が終わると、「コロナ対策のため一番上の8階から順番に退出しますので、しばらくお待ちください」と試験監督者が言うではありませんか。
私の会場は、3階です。
「一番最後じゃないかい!3階から退出させて欲しかった(涙)」
仕方がないので、トイレに行くことに。
トイレで長居はできないので、廊下をウロウロしていようかなと思っていたら、思いがけず早く退出許可が出ていたので、助かりました~
試験の合格証書と結果通知書
試験当日の17時30分に日本FP協会のHPに、模範解答がUPされます。
試験問題を見ながら、答え合わせをすると、合格ラインに達していました。
これで、一安心。
10月23日にFP協会のHPで合格発表があり、無事合格していました。
そして、10月下旬には、合格証書と結果通知書が送られてきました。
学科試験は、60問中49問正解、実技試験は、100点満点中82点でした。
学科は、自宅で過去問をやった時はもっと正解率が高かったにもかかわらず、試験本番では焦っていつもならできる問題ができなかった。試験場の雰囲気に飲まれてしまったのが唯一残念でした。
ファイナンシャルプランナー2級の独学の勉強方法については、こちらで書いてます⇒FP2級に一発合格した50代の私の勉強方法
でも、なんとか合格したので、よしとしましょう。
これから受験をする人の参考に少しでもなれば幸いです。