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FP2級に一発合格した50代の私の勉強方法

2020年の9月にFP(ファイナンシャルプランナー)2級を受験して、独学一発合格しました。記憶力は若い頃に比べて衰えてはいるものの、50代でもやる気になればできるものですね。受験を考えている人、興味がある人のために、FP2級の勉強方法をご紹介します。

 

ファイナンシャルプランナー2級の試験とは?

FP技能検定試験2級は、年に3回(1月・5月・9月)に行われます。昨年5月の試験はコロナで中止になりました。

 

受験資格は、次のうちいずれかの該当者です。

 

1.FP3級に合格した人

2.AFP認定研修を終えた人

3.2年以上の実務経験がある人

 

午前中に学科が120分、午後に実技が90分です。実技と言っても、対面の試験ではなくて、計算問題がメインの記述式の試験です。

 

FP協会と金財(きんざい)の2つの団体で試験を受けられますが、私はFP協会で申し込みました。学科の試験問題は同じですが、実技の問題が違います。

 

100点満点の60点以上で合格になります。合格率は、約40%ほどです。

 

FP2級の勉強方法は?

2020年1月に3級を受験し、合格したので、2級は9月受験を目指し、勉強を始めたのは春から。

 

しかし、予期せぬことは起こるもの。

 

母が3月に入院し、5月に亡くなりました。入院中は、いつ病院から電話がかかってくるか分からなかったので、落ち着かない毎日を過ごしていました。

 

だから、各種手続き、7日ごとの法事に加えて相続手続きもあったので、落ち着いて勉強ができるようになったのは、6月からです。実質3ヶ月ですね。勉強時間は、1日平均2時間ぐらいでしょうか。

 

3級に合格したので、基礎知識はありましたが、2級はより掘り下げていく問題が増えました。3級の学科は2拓か3拓の問題なのですが、2級は4拓です。4拓だと、この2つのうちどちらが正解かなぁと迷う問題も出てきて、難易度がグンと上がります。

 

FP2級のテキストと問題集

私が使っていたテキストは、日本経済新聞出版社の「うかる!FP2級王道テキスト」です。問題集も同じシリーズのもの。2冊購入すると、4000円ほどです。分かりやすくて、使いやすいテキストでした。

 

赤いシートが付いているので、テキストの赤字部分を隠して、暗記するのに使ってました。

 

 

FP2級は、テキストを勉強すれば合格できる試験です。50代でも、独学で一発合格できました。私の場合は、6月以降は時間に余裕ができたから、独学で受かったのかもしれません。

 

仕事や家事、育児などで忙しく、時間があまりとれない人には、効率的に勉強できるEラーニング講座もあります。

 

他の通信講座だと3万〜6万円ほどしますが、オンスクは月に1078円で他の講座も受け放題です→月額定額サービス【ウケホーダイ】

FP2級の勉強法は?

ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業継承の6分野から出題されます。

 

6分野もあると、得意、苦手がでてきます。私は、ライフプランニングは得意でしたが、不動産が苦手でした。不動産って、他の科目と比べて、特殊なんですよねぇ。

FPsiken2

1.テキストの理解

まず、テキストを読んで理解します。テキストには、チャプター別に問題も少しついているので、チェックしながら、進んでいきます。

 

すんなりと理解できる箇所もありますが、覚えにくいところ、理解しにくいところもあり、自分の記憶力の悪さに悲しくなったこともあります(;_;

20代や30代だったら、3ヶ月もかからずに覚えられるだろうなぁと。

 

でも、何回か繰り返してやっていけば、いつかできるようになります。

 

税金が20%とか39%とかたくさんの数字を覚えなくてはなりません。自分が覚えやすいように語呂合わせで暗記しました。じゃなきゃとても覚えられなかった(笑)

 

2.FP2級ドットコムの問題を解く

ある程度覚えたら、FP2級ドットコムというサイトの問題を解くようにしました。このサイトでは、過去8年ほどの問題が載っています。自分が何問正解したかデータが出るので、どの分野でどれぐらい間違えたかも一目瞭然です。

 

掲示板では、分からない問題の解き方を聞くこともできますよ。

独学のデメリットは、聞く人がそばにいないこと。そんなデメリットを解消してくれるのです。私がちょうど疑問に思っていた点を質問した人がいて、回答も読みましたが、とっても参考になりました。

 

また、法改正によって、いつの試験から改正分が反映されるのかをまとめたものもあり、受験に役立つサイトです→FP2級ドットコム

 

「テキストを読んで覚える→FP2級ドットコムの過去問道場で問題を解く」ことで、「インプット→実践」を繰り返したおかげで、少しずつステップアップしていきました。

 

3.問題集を解く

そして、試験の1カ月前に、問題集に取り掛かりました。

問題集に本番さながらの模試がついているのですが、時間をはかって、取り組みました。実技の模試に始めて挑戦した時には、全然時間が足りなくて、焦った焦った( ゚Д゚) 問題集は、実際の試験よりも難し目だった気がする。

 

使用した問題集

 

 

問題集で間違えた所は、チェックしておいて、後からできるまでやるようにしました。

 

4.過去の試験問題に挑戦し、時間配分をつかむ

さて、最終段階です。

試験の2週間ぐらい前から、FP協会のHPから過去の試験問題をプリントアウトして、時間をはかって本番と同じように解いていきます。

 

自宅で試験問題をやった時も、学科は見直しを含めて30分ぐらい余裕があったけど、実技は計算問題が多く、時間も短めなので、時間配分をしっかりする必要がありました。

 

過去問題の模範回答もHPにアップされているので、答え合わせはできますが、解説はありません。

 

長くなってしまったので、試験の体験談は、次の機会に。久しぶりの試験で舞い上がってしまったのでした(笑)→FP2級の試験体験記~当日予期せぬハプニング発生