- 投稿 2019/07/31
- 断捨離体験談
母の物の断捨離をすすめていますが、モノがたくさんあるので、実家の片付けにもとにかく時間がかかります。そして、片付けをするうちに、残しておくと家族に迷惑をかける物や恥ずかしい物が分かってきました。
片付けしないと恥ずかしい物は?
母は認知症の末期なので自分では片付けができません。今は特別養護老人ホームのお世話になっています。だから、私が自分の物の断捨離と平行して進めています。
そこで、断捨離中に気付いた「元気なうちに片付けをしておかないと恥ずかしい物」を書いていきます。
手紙
手紙は、捨てにくい物の一つですよね。
でも、先延ばしにしていると、突然の事故や病気などで自分で断捨離できなくなり、家族に読まれてしまう可能性があります。
ある日、古い手紙の束を見つけました。どうやら母の独身時代の手紙のようです。
そして、友達からの手紙に混じって、ラブレターを発見してしまいました。
差出人をみると、見知らぬ名前。会社の同僚のようでした。お付き合いは、最初はいい感じで進んでいたようですが、母から別れを切り出したみたいです。どうして別れたのかは手紙からは分かりませんでした。
その元彼ですが、文面からかなり情熱的な性格が伺えます。
君が来るまでどこどこでいつまでも待っているとか。
でも、ちょっとしつこいかな(笑)
母とコミュニケーションがとれる状態ならば、手紙をどうするのか相談できるのですが、それは叶いません。手紙の処分は私にかかっています。
そこで、父が手紙を見ると気分を害するかもしれないと思い、こっそりシュレッダーにかけてしまいました。
母の認知症の症状が出始めたのは、60代後半。自分がそんなに早く要介護状態になるとは思わなかったので、手紙の処分をしなかったのでしょう。断捨離の必要性を身に染みて感じた出来事でした。
私には代わりに処分してくれる子供もいないので、自分でやるしかありません。見られて恥ずかしい物はさっさと片付けた方があとあとホッとできますし。おかげで、今は見られてまずい手紙は一通もありません。
日記
日記も人に見られたくない物です。
断捨離中に、母の独身時代の日記が出てきました。日記では、会社の人をイニシャルで書いてあったので、その職場に実際いた人でないと誰が誰のことやらさっぱり分かりません。
一つ分かったのは、20代の頃の母は割と恋愛関係で悩んでいたこと。私から見た母は真面目でしっかり物の印象だったので、若い頃は恋多き女だったというのがかなり意外でした。
人は相手によってみせる顔が違うというのは分かっていたけど、私が知っているのは母のほんの一部分だけだったのかもしれませんね。
日記には、他人には言えない本音が書いてあるもの。残された家族が日記を読んで「そんな風に思っていたの?」とショックを受けた話も耳にします。
なので、時期をみて処分しておいた方が安心ではないでしょうか。
片付けしないと家族に迷惑をかける物は?
大量にあると大変ではありますが、洋服や本、CDなどは割と処分がしやすかったです。本やCDは、ネットで調べればだいたい市場価値が分かるので、捨てるか売るかの判断もつきます。では、片付けしないと家族に迷惑をかける物とは何でしょうか?
美術品・骨董品
絵画や古い抹茶茶碗などは、興味のない人にとっては価値が分かりにいため、買取を頼んでも安く見積もられる可能性もなきにしもあらず。
母はお茶を習っていたので、古い抹茶茶碗がいくつかありますが、まだ処分できず、後回しになっています。
なので、美術品や骨とう品などで価値がある物をお持ちならば、前もって家族に伝えておくかエンディングノートなどに書いておくと親切だと思います。
個人情報が書いてある物
手帳や通帳、書類、郵便など個人情報が書かれている物は、そのままごみに出せないので捨てる際にひと手間かかります。
先日、母の手帳を20冊処分した時も、個人情報が書いてある箇所を切り取って、シュレッダーにかけました。
実際、手帳を見ると、アドレス帳以外にも、知人の電話番号がメモしてあったり、クレジットカードやパスポートの番号が書いてあったので、結局全ページをチェックするはめになり、かなり時間がかかりました。
書類も、そのまま捨ててもいいものもありますが、クレジットカードの領収書、年金、保険、税金、介護関係などの書類は個人情報が書かれているので、シュレッダー行きになります。何年前の書類は処分すると決めて、捨てていかないとどんどんたまっていってしまいます。
実家の断捨離で苦労された人は、自分は家族に迷惑をかけたくないから、物をできるだけ減らそうと身に染みて思ったのではないでしょうか?片付けの業者に頼むとなるとお金もかかりますしね。
私も迷惑はかけたくないし、今後はできるだけ身軽に生きたいので、必要な物を見極めてシンプルな暮らしを目指していきます。